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n021 『熊野三山必勝祈願』

「5月28日と29日の両日、(公財)日本サッカー協会による熊野三山必勝祈願が行われました。川淵三郎日本サッカー協会最高顧問(キャプテン)御夫妻と田嶋幸三副会長がお見えになり、熊野那智大社(那智勝浦町)、熊野速玉大社新宮市)、熊野本宮大社(田辺市本宮町)(参拝順)と青岸渡寺(那智勝浦町)にて必勝祈願をされましたので、私も28日だけお付き合いをさせていただき、必勝を祈願してまいりました。また、那智山に登る大門坂駐車場には、なでしこジャパンのワールドカップ優勝とロンドンオリンピック銀メダルを記念して、監督、選手の足形、手形が刻まれた「なでしこジャパン記念」が川淵キャプテンの御協力で今年3月から出来ているのですが、そこを御一行に見ていただきました。さらに、この那智谷一帯は2011年の紀伊半島大水害で大変な被害に遭った所で、寺本町長の奥様、お嬢様など多くの方が犠牲になった所ですが、川淵キャプテン御一行はここに建立れた慰霊碑に参って手を合わせて下さいました。もうよく御存知の方もいらっしゃると思いますが、日本サッカー協会が必勝祈願にお見えになるのは、全国の神社仏閣を順番にというものでありません。日本代表チームのユニフォームに燦然(さんぜん)と輝くシンボルは、熊野三山を表す「やたがらす」なのです。この三本足の神のお使い、「やたがらす」は、神武天皇が苦戦の末、熊野から大和に北上する時、道案内をしたと言われているカラスで、古来熊野三山の守護として大切にされてきました。約束を破って嘘をついたら罰が当たるぞという大切な証文に熊野牛王符がありますが、この牛王符にも「やたがらす」が何羽もデザインされています。それでは何故この熊野のシンボル「やたがらす」が日本サッカー協会の守り神なのかというと、那智勝浦町に明治に生まれた中村覚之助さんの活躍があったからなのです。中村覚之助さんは明治11年の生まれですが、東京高等師範学校の学生だった頃、サッカーというものに日本で初めて目覚め、その頃横浜にあった外国人チームと日本で初めてサッカーの試合を組織したという日本サッカー界の草分けに当たる人なのです。その中村さんを偲んで中村さんの出身の熊野の守り神「やたがらす」が日本サッカー協会のマークとなったというわけです。」和歌山県知事仁坂吉伸

No.61(2001.08.08)『Tile & Architecture』

芦屋山手町の「緑のタイルの家」(jt-199103)以来、施柚のモザイクタイルに凝っている。エッジや表面の釉薬のかかり具合が少しムラになり、コンクリートの微妙な不陸や手作業の貼りムラとあいまって、なんともいえぬ光の反射を出現させる。INAXの浜島さんのおかげだ。建築知識の 1991-10「タイルの達人」特集に詳しい。六甲道の震災復興再開発住宅(第6街区)でも、微妙に違ういろんな色の施柚のタイルを使わせてもらった。反射すれば色が消えるし、タイルでありながら、非常に柔らかい感触がする。北面に使うと、青空を反射して夕方でも明るいし、曇りや雨のときには絶妙の色調になる。それだけに、写真ではなかなかこの感じが表現しにくい。清水さんから来年1月発行予定のINAX「Tile & Architecture No.22」編集テーマ-<タイルの存在感と透明性>に掲載するとの連絡を受けたが、はてさて、写真が難しいと今から心配である。

No.62(2001.08.22-1)『集合住宅の課題』

7月末に、昨年までやっていた神戸芸術工科大学の集合住宅(地)の最終講評会に呼ばれた。8月1日は、今年から行っている三重大学の集合住宅の課題の講評会。前者は、大阪の長屋が残るような低層住宅地の建替更新を集合住宅(地)のデザインとして考えるもの、後者は、四日市の公営住宅の建替をテーマにしたものである。いずれも住民及び周辺住民にとっての、良い住宅地環境をいかに作るかという課題である。後者では、敷地内に戸建て住宅の敷地を導入し(公共は土地の一部を売却)、どのように配するかも考えてもらった。既存道路の配置もあり、敷地の角々に配して周辺との連続性や外周の生活道路の活性化に寄与させようという案が多かったが、反面、戸建てと集合のつながりが難しかったようだ。どちらも、集合住宅=板状マンションというのではなく、立体的なまちづくりを考えた案であるのがうれしい。彼らの将来に幸あれ。

No.63(2001.08.22-2)『上海』

昨日、台風の中を上海・江南から帰国、もう少し遅れていたら、関空に足止めだった。過去に幾たびか行ったことがある上海だが、久しぶりに訪れた彼の地は驚くほどの変わりよう。浦東地域郊外の、どこが上海やねんという緑一杯の開発、旧市街の狐につつまれるきれいさ?や、あまりに現代的な活気のある風景。南京東路の歩行者天国は、新宿で育った僕にしても、もはや東京の比ではない。過去・現在・未来と題された都市計画博物館?は、結構高い入場料なのに一般の人でにぎわっている。3000棟を超えるといわれる超高層群をはじめとする上海のパノラマ模型の迫力。翌日登った?88階建ての建物から見た上海の夕景の更なる迫力。この迫力の前には、我々の考えるきめ細かな環境デザインは負けてしまいそうだし、建築のデザインって一体何なのだと思ってしまうが、いやいやそうではないのだと、反発することに決めて帰ってきた次第。

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