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n041 『堕ちた弁護士~ニック・フォーリン~』

カンボジアから早朝帰国してそのまま大学に直行し、男山の4者連携協議会に。27日には連携協定一周年報告会。アッという間の1年だが、学生諸君のおかげで、男山「だんだんテラス」は365オープンを継続中。まさに、研究室のテーマである「恊働する学生のチカラ」だ。翌日は、男山で進めている子育て支援住戸改修の現場確認。窓ガラスを透明にし、内部の間仕切りやキッチン、水回りをリノベーションして、主婦がのびのびと暮らせるようにしようというコンセプト。一定のコストの範囲内で健康的に改修できたと思う。フローリングもどきの床材ではなく新しい発想で。これも一周年報告会の内容の一部である。8日の土曜日は、集合住宅維持管理機構の30周年記念総会で講演を。その後のシンポジウムで地域づくりへの貢献をと話したのだが、講演のスライドも含めて、聞いてくださった方々からは刺激を受けたとの声が多かったとの報告を機構理事長の梶浦先生から頂く。日曜日は大阪ハウジングデザイン賞の現地審査。月曜朝の手術後の目の状態の検査は良好とのこと。卒業設計、修士論文ゼミのあと、ラルフ・アースキンのスライドレクチュア。・・・と相変わらずびっしりの毎日だが、最近、ケーブルテレビを録画して夜中に見ているのが、「堕ちた弁護士~ニック・フォーリン~」。夏に行ったピッツバーグが舞台で、それに気づいて見始めた番組。「父が経営する法律事務所「フォーリン・アンド・アソシエイツ」に勤めるエリート弁護士から一転、薬物使用で有罪判決を言い渡され、児童法律相談所(CLS)での奉仕活動を命じられたニック・フォーリン。イヤイヤながら始めた奉仕活動だったが、子供たちと触れ合ううちに彼の心にも変化が現れる。主演は、「THE MENTALIST メンタリストの捜査ファイル」で日本でも大人気となったサイモン・ベイカー。本作では、優秀な企業弁護士としてビジネスの最先端で活躍する姿と、一転、傷ついた子供たちを優しく救う姿、2つの顔を持つ男性ニックに扮するサイモン・ベイカーを見ることができる。法の世界で繰り広げられるギリギリの駆け引きと、窮地に陥った人々を救う温かいヒューマンドラマとしての魅力が詰まった「堕ちた弁護士~ニック・フォーリン~」。友人の死、最愛の人との別れ、辛い過去との対峙…など、厳しい現実と直面するニックの奮闘が描かれるファイナル・シーズン。(AXNのHPから)」

No.121(2002.10.01)『かたつむり』 今日、家づくりの会(代表倉島和弥氏)から、ゆうパックが届いた。開けてみると第8回家づくり賞(NO.113参照)の記念品であった。「・・・記念品を同封させてい

ただきましたが、この記念品製作に日数を要しご報告が遅れてしまいました。意味合いのある品物ではございませんが、私どものささやかな気持ちとおくみ取り下さいまして

ご笑納いただければと存じます。・・・」かたつむりのペーパーウエイト。早速書いた返事。「・・・我々の事務所も開設以来20年が経ちました。何とか日本の住環境の改

善に、微力ながら少しでも役にたちたいと頑張っていますが、こんな時代の中で、くじけそうになることもしばしばです。そんなとき、記念品としていただいた「かたつむり

」が、少しずつでも良い、着実に蓄積できることを、あきらめずに、自分に正直にやっていくのだと、勇気を与えてくれそうな気がしています。・・・」感謝! No.122(2002.10.07)『滅びる恐竜の食い合い現象?』 今年もJIA近畿の都市デザイン委員会が主催する市民大学講座が始まっている。9/19「都市形成と建築家」簑原敬・都市プランナー、10/3「新しい公共とまちづくり」林泰

義・計画技術研究所、 10/17「ニュータウン再生を考える」佐藤健正・市浦都市開発建築コンサルタンツ、11/7「ランドスケープデザインのてがかり」宮城俊作・奈良女子大

学、 11/21「スロウテクチャー」遠藤秀平・遠藤秀平建築研究所、12/5「どうなれば街が快適なのか」安原秀・ヘキサといった内容だ。先週の林泰義さんの話は、マーケット

、行政、NPO、住民といった人達がそれぞれに担う新しい公共の概念の話であった。林氏の説く小さな空間の大切さは、気をつけていれば最近は良く聞く話であるが、実際

に町中で出来ているのは大きな箱ばかりなのはなぜ?という参加者質問に対し、消える前のろうそくの火のような最後のあがき、あるいは恐竜の食い合い現象との答え。

No.123(2002.10.17)『幕張』 全国市町村職員研修所での講義で、幕張に行って来た。「潤いと安らぎある景観づくり」というテーマでもう6年目になる。今年は、受講者の平均年齢が52歳を越えるとい

う事で少し驚いた。年長の行政の役職の方々に、私の考えていることを160枚のスライドを使ってお話させていただいたが、どのように思われたで あろうか?ついでに毎年変わりゆく幕張ベイタウンを見るのも楽しみだ。130㎡を越えるような集合住宅もずいぶん見られるようになった幕張だが、建物の建ち並ぶ様、街

を歩く人々の姿を見て、六甲アイランドでの話を思い出した。ある住民の発言である。「同じような階層の人達が住む、安全で美しい街に住むのが良いと思って越してきたが

、子供達にとって、多様な世界を知らないで住むことが本当に良いのかと不安に思うことがある。地震の時に自転車で本島に行った際、普通の道で自転車に乗るのさえ怖がっ

ていたし。」

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