n054『64』
30年来通っていて、研究室でもお世話になっている、THE BARのマスターの小田さん、あと、飲み仲間の原野さん、中井さんが還暦を迎えることになったので、角野さんも一緒に、お祝いの会をした。さながら、同窓会の様相で、昔の仲間も大勢来てくれて楽しかった。で、僕は64になったけれど、こんな文章に出会った。「今年の5月で64歳になりました。もろにビートルズエイジで、この64歳という年齢は、ビートルズファンにとっては還暦を迎えたのと同じぐらいの意味をもちます。ビートルズの曲に『When I am Sixty-Four』があるからです。この曲を聴いたのは、早、半世紀近く前のこと。少年だったぼくは、密かに思いました。64歳になったとき──ぼくはまだ生きているだろうか。もし生きていたらこの曲の歌詞のように、ぼくはまだ社会から必要とされているだろうか。2014年、それを試すときがきた。──フェイスブックで、自作の寓話を連載してみた。予想以上の反応。100人を超える友達が読んでくれた。64歳──大丈夫。まだイケる。FBの友達に深謝! 石月正広 拝」僕は、父が57で亡くなったので、57以降は不思議な気分で生きている。高かった血糖値も糖質制限のおかげでここ数年良くなって、昨年白内障の手術をしたぐらいで、今はどこも悪いところがなく、何の薬も飲んでいない。お酒も美味しい。そんな中、こんな話も耳にした。「65歳時点ではこの30年では男は5年、女性は7年程度余命が伸びている。女性は23.97歳、男性は19.08歳の余命がある。」というのだ。ふうむ。
No.157(2003.6.09)『大阪は絵になる!!(やろか)展』 「・・・普通のまちなかに大阪の魅力はたくさんあるはずなのですが、残念ながらそういう絵はがきは売られていません。そこで、私たち自身の手でいろいろな視点から見た大阪の魅力を写真やスケッチなどで切り取り、大阪に対する思いやメッセージを込め、世の中に広く伝えていけるように仕上げたものが「ええはがき」です。・・・今回、「NPO法人もうひとつの旅クラブ」と「大阪ええはがき研究会」の共同で、大阪を絵にするための市民参加ツアーを3月に開催し、その成果として参加者自身に手づくりの「ええはがき」を作っていただきました。大阪ええはがき研究会のメンバーが制作した大阪の「ええはがき」の試作品とともに楽しくご覧いただければ幸いです。」案内文より。思いがけない大阪 大阪は絵になる!!(やろか)展 6月13日(金)まで、中之島朝日新聞大阪本社1階アサコムホールにて好評開催中10:00-18:00 乞来場。 No.158(2003.6.16)『 MIT Japan Design Workshop 』 MIT(マサチューセッツ工科大学)の修士の学生が京都を訪れ、京都造形芸術大学の修士の学生と一緒に9Day Workshopとして、姉小路界隈を中心としたエリアをサーベイし、提案をするという試みがあり、先週の水曜日に発表会があった。MIT側の引率指導は、MIT建築&都市計画学科教授の神田駿先生。先生は、早稲田大学の客員教授もされている。京都造形芸大側は、横内敏人、佐々木葉二、荒川朱美、河合健といった先生方。夜を徹して議論、作業が行われたとのこと。佐々木さんに呼ばれて、来日中のカリフォルニア大学バークレー校ランドスケープアーキテクチャー学科のマーシャ・マクナリー助教授と2人で、講評。熱意のこもった提案で、滲み、見えない魅力などというキーワードも良かったが、ビルディングエッジと題してガイドラインを示した、MIT・Gが秀逸。短期間で、良く空間の連続性と特質を把握していた。 No.159(2003.6.23)『家具選び』 竣工の近い住宅の家具選定のため、輸入家具ショップ巡り。輸入家具の難点は、納期がかかることだが、相当数の在庫を抱えているというところに、物は試しと訪れた。有名なメーカーのものを置いてはいるのだが、結局、布地でずいぶん感じが異なるので、在庫(日本中には結構あるということだが)と言っても確認するのが難しい。但し、良いものが見つかれば、納期の心配をしなくても済むし、現品限りなら安くなる。タイミングに期待した。最初は、数の多さに比してぴったりくるものがなく、ダメかなあという感じであったが、よくよく見ていくと、目立たないが良く出来たものが見つかった。シンプルでやさしくて、しかし、実際は相当に重い、足元の浮いたスイス物ソファ(2人掛けと1人掛け)に、低い正方形のテーブル、小さくて小粋な多目的椅子とイタリア物のマッチング。現品限り。食卓は極薄の天板がうそのようなスイスデザイン。◎