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最後まで読めなかった方に

文章が多すぎ読めなかった方がいるかも・・・

No.168(2003.8.25)『建築と都市の間の密接な距離感』 「Jaime Lernerはその後ブラジルに戻り、新しく創設された大学で建築を学ぶ。こうした経歴がその後クリティバを環境都市に作り替えた市長や知事としてのキャリアに大きな影響を与えたに違いない。彼の中にある建築と都市の間の密接な距離感はこうして生まれたのだろう。だから建築家は誰でもが都市へのビジョンを描く、と Jaimeは信じている。フランスでは建築家のだれでもがユルバニスト(都市計画家)と名乗ることができる。縦割りの制度と職能がそのつながりを断ち切った。その極端な社会を日本は作り上げてしまった。建築家が都市や社会とのつながりを放棄してどのくらいの時が過ぎたのだろうか。テーマパークのような都市再開発があたかも都市再生の切り札のように信じられている国にあって、「何でもあり」の不作法はつかの間の快楽と醜い人間の性をさらけだす。周囲への気配りや関心を無価値に貶める。・・・岩村和夫」

No.165(2003.8.04)『対岸に立つ』 「ヘブライ語の「ヘブライ」とは「対岸に立つ」ことを意味する。彼岸のようすを客観的に見て、それとは違う立場でものを考えるという含意がある。ユダヤ人は生まれながらにして、人と違うことをする者を尊ぶ民族なのだ。学問の世界においても、既存の領域を発展させるタイプより、アインシュタインやフロイトのように、それまで存在しなかった新領域を切り開くタイプが多いのも特徴だ。「笑い」もユダヤ人成功のキーワードの一つだ。ヘブライ語では、「ジョーク」と「叡知」とは同じ一つの単語である。長く国家を持たず、他国で生きてきたユダヤ人は、ナチスによる苛烈な迫害に代表されるように、常に差別を受けてきた。逆境下で生き延びるため、心の余裕としての笑いを絶やさなかった・・・笑いを誘うオチには意外性が必要だが、いかに意外性を持たせるかに腐心することが発想を豊にし新しいものを生み出す原動力に」週間現代

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