n023 『レイモンドホール』
毎年6月7月に、三重大学の設計演習の非常勤に行っている。今年の課題は、「路地を介して集まって住むまちの姿を現代的に再生する」。国の重点密集地市街地に指定されている、三重県桑名市の赤須賀地区が対象。芦屋若宮の震災復興住環境整備を思い出させる課題である。来年は名古屋の某大学との...
n022 『ピッツバーグ』
「ピッツバーグ(Pittsburgh)は、アメリカ合衆国ペンシルバニア州の都市で、かつては「鉄鋼の町」として知られた。現在は「大学、化学、IT、金融、医療の町」として知られ、 2007年にはアメリカで最も住みやすい町ランキングの1位に輝きました(Places Rated...
n021 『熊野三山必勝祈願』
「5月28日と29日の両日、(公財)日本サッカー協会による熊野三山必勝祈願が行われました。川淵三郎日本サッカー協会最高顧問(キャプテン)御夫妻と田嶋幸三副会長がお見えになり、熊野那智大社(那智勝浦町)、熊野速玉大社新宮市)、熊野本宮大社(田辺市本宮町)(参拝順)と青岸渡寺(...
n020 『団地再編コンペ公開審査』
「高度経済成長期の住宅需要を支え、現在は空き住戸の増加や高齢化の問題を抱える大都市郊外の住宅団地「ニュータウン」の再編をテーマとするアイデアコンペが、河内長野市で開かれた。関西大が主催。子育てや高齢者の支援施設を団地の各棟に分散させる提案をした神奈川大の研究チームの作品が最...
n019 『水に流す日本の文化』
「・・・原野:精霊流しとか、灯籠流しとか。やっぱり水に流すというイベントは調べてみても、過去にあまり例がないんですよね。アジアには結構あるんだけど。/江川:日本は違う意味も含めて、水に流す文化があるからね(笑)。/与謝野:僕なんか、毎日水に流していますよ(笑)。/江川:水に...
n018 『揃えないこと・揃えること』
一週間が短い。あっという間に更新の時期が来る。どうしても遅れ遅れになってしまう。ということなのだが、今回は前回更新から間もないので、少し古い話題を。2012年度第7回のJUDI(都市環境デザイン会議)関西主催の都市環境デザインセミナーは、「揃えないこと、揃えること-美しい南...
n017 『ロザリオ礼拝堂』
「ヴァンスにあるマチスのロザリオ礼拝堂はとても良い。これこそ建築の空間というほど、コート・ダジュールの光をうまく扱って、明るくしかし静寂な空間を実現している。やっぱり建築は場所との共生。 癌におかされたマチスがこの仕事のために手術を拒んで生を授かった。『この礼拝堂は生涯をか...
n016 『ヴェネツィアの贈り物』
「三方を囲まれた広場に足を踏み入れてようやく、ラングドンはヴェネツィアならではの贈り物を心から堪能した。 音だ。 自動車やエンジンつきの乗り物が一台も走っていないと言ってもよいこの街には、都市に付き物の車の往来も地下鉄もサイレンもなく、聞こえるのは人の声や鳩の鳴き声、屋外の...
n015 『カンポンプロック』
大学に着任した翌年から行きだした、カンボジア、シェムリアップ近郊の、トンレサップ湖浸水域にある美しい両棲集落。1年間に、浸水期は水上集落、渇水期は空中集落の時期があって、さらに渇水期には、2kmほど離れた”その時期の”湖の浅水面上に仮設移住集落も出現する。それが、カンポンプ...
n014 『宿根木』
先日、思い立って佐渡の宿根木集落に行ってきた。早朝の阪急電車に乗り、7時20分伊丹発のANA機で、1時間5分で新潟に着く。(ターボプロップ)プロペラ機は上翼で、天気の良い日は比較的低空飛行をするので、眼下の景色が素晴らしい。真下に男山団地を見て、岐阜県下に入ると雪の山渓が雄...