n013 『南方熊楠』
「幼い時から驚くべき記憶力の持ち主で歩くエンサイクロペディア(百科事典)と称された反骨の世界的博物学者。19才の時に渡米、粘菌の魅力にとりつかれ、その研究に没頭、サーカス団に入ってキューバに渡るなど苦学しながら渡英。その抜群の語学カと博識で大英博物館の東洋関係文物の整理を依...
n012 『たる源』
「オヤジが使っていた風呂桶がこわれた。何の変哲もない木の桶だが、長年使っていて愛着があるから修理しようとしたが、直してくれるところがない。そこでインターネットで調べて、京都のたる源という桶屋さんを探し出して桶の修理をお願いした。驚いたことに、たる源のおばあちゃんがその桶を見...
n011 『団地再編専門家養成セミナー、団地再編コンペ』
文科省戦略基盤KSDP団地再編プロジェクトで、5月から、団地再編専門家養成セミナーを開催することにした。対象は、行政の若手職員と、この分野に関心のある建築系大学院生で、今後わが国の重大な課題になる大規模団地再編に取り組むリーダーを養成するのが目的である。団地再生ではなく「団...
n010 『病院らしくない病院のデザイン』
某市民病院の設計者選定委員会があった。わが国有数の大手設計事務所のプロポーザル案は、内容はそれなりに考えられていたように思うが、医療や看護の運営側としか打ち合わせをしないつもりかというばかりに、市民目線や、アーバンデザインの視点が欠落している。委員のほとんどが運営側だとして...
n009 『直角平行垂直のない世界』
まったく、1週間がこんなに短いとは。先週もいろいろなことがあった。近江八幡では南條設計室の南條さんと久しぶりに会う。研究室のM2吉浦君が今年からお世話になることになっている。よろしくお願いします。つかのまの休日を友人達と暖かいところで過ごした後、奈良でやっている古い民家の改...
n008 『The Barでの打ち上げ』
今週は、卒業設計、卒業論文、修士論文(設計)の発表会が立て続けにあり、その翌日が、恒例のThe Barでの打ち上げ。今回が10回目になるが、いつもは終了後最初の日曜日だったのだが、マスターの小田さんに頼んで、平日の昼間にさせていただいた。終了後すぐに旅行に出る学生もいたので...
n007 『人生を彩るサイドストーリー』
団地再編プロジェクト絡みで、男山地域再生基本計画を、八幡市と協働で作成した。市は、ふるさと財団(地域総合整備財団)の、まちなか再生支援事業の補助金のうちの、大学連携型に採択され、実施したものであり、その報告会が6日に東京であった。従来の、まちなか再生専門家活用型に加え、今年...
n006 「言葉が立ち上がる時」
2/1からの土、日、月と、久しぶりに一般入試の試験監督だった。楽しみはほとんど無いのだが、国語の試験だけは結構楽しい。問題に採用された文章がなかなかに良い内容が多いのだ。今回は、土、月と文系で国語の試験があった。月曜日の表題の文章は、柳田邦男著。『・・・大変な恐怖とショック...
n005 朝から開いてる立呑み
2年ほど前からの糖質制限で、30年来の高血糖値はうまい具合に治った。お酒と高血糖値の関係も、糖質の少ない酒なら何の問題もないこともわかった。だから、苦労なく血糖値を下げることができた。カロリーは関係ないのだ。おかげで、今は一切の薬も飲まず、飲んだくれながら、それなりの健康生...
n004 設計製図E講評会、先端機構シンポジウム
今週の火曜は、設計製図E(集住環境の設計)の最終講評会だった。設計製図と言っても、内容は設計演習である。2004年に着任以来、いくつかの課題を体験してみて、2007年度から集住環境の設計課題を作った。ちょうどそんな時期の2006年に、JIA近畿支部「建築家新人賞」として、第...